
【隠しゴト】君が大好きだから。付き合って4年、破綻した僕たちの最後の記念日
| タイトル | 【隠しゴト】君が大好きだから。付き合って4年、破綻した僕たちの最後の記念日 |
|---|---|
| サークル | 夢と幻 |
| ジャンル |
二人が付き合って、もう4年が過ぎた。
お互いに嫌いなところはない。多少の不満やすれ違いはあっても、大きな喧嘩をすることもなく、穏やかな関係を続けてきた。
だけど――
二人は、いつの間にかセックスレスになっていた。
小学校からの幼馴染だった二人。いつも一緒にいて、自然と隣にいるのが当たり前だった。
「大きくなったら結婚しようね」
そんな約束を交わすほど、大事な存在だった。
しかし突然、貴方の転校で離れ離れに。その後、何人かの男性と付き合うものの、どれも長続きせず、やがて恋愛自体に疲れてしまう。貴方はもう彼氏なんて作らない――そう思っていた。
そんな時、成人式の日に再会した優斗。久しぶりの再会は自然と距離を縮め、気づけば再び恋人同士になっていた。互いに支え合い、信頼し合い、愛情もきちんと伝え合う。周囲から見れば理想的なカップル。結婚も時間の問題だと思われていた。
しかし現在。二人の心の距離は、どこか遠くへ行ってしまっていた。原因は、互いを「恋人」ではなく、どこか「家族」のように感じ始めたこと。
かつての情熱的なキスも、求め合う夜もなくなり、デートでも自然と手を繋ぐことすらなくなっていた。
「……このままでいいのかな」
心は離れ始めている。でも、完全には離れきれない。やっぱり、まだ好きだから。
そして迎える、付き合って4年目の記念日。
彼はいつも通り、同じレストランで食事をし、同じようにプレゼントを渡し、帰り道に、二人の好きなアイスを買う。
すべてが、いつも通り。けれど――何かが違う。
二人は、いつも一緒に眠るベッドに横になり、短い沈黙のあと、終わりの予感を抱えたまま体を重ねる。
これは、終わりが見えてしまった二人が迎える、切なくて、忘れられない一夜の物語。





