
しとね指南役
| タイトル | しとね指南役 |
|---|---|
| サークル | dolce cantabile |
| ジャンル |
【あらすじ】
「今宵、俺は御所様より『しとね指南役』を仰せ付かった」
御所様の寵愛を受けることが決まったあなた。
その夜に備え、閨(ねや)の作法を教えるために現れたのは、密かに想いを寄せる武士・黒田慶次だった。
かつて、庭であなたの袖を取ろうとして、手を止めた彼。
あれから触れることのなかったその手が、今宵、あなたへと伸ばされる。
けれどそれは、あなたを別の男のもとへ送り出すため。
「……今宵限りだ。
この役目を終えれば、俺はまた……お前に触れることさえ、許されぬ身に戻る」
厳しく作法を説く声。
冷えた手を包む、武骨な掌。
ときおり言葉の途切れる、その理由を聞くことはできない。
「御所様のため」と繰り返す彼は、
どうして、そんなにも優しく触れるのだろう。
夜明けまでの指南が、始まる。


